一旦入ると引き返せない? 旧小別沢トンネルの恐怖

旧小別沢トンネル(札幌市)

かつて存在した、札幌市内の有名な心霊スポットのひとつ。
市内では平和の滝と双璧をなす名所でした。

昭和初期に地域住民の有志が開削資金を出し合って建設した、中央区宮の森と西区小別沢を結ぶトンネル。
崩落事故によって人命が失われた為か、夜になるとうめき声を聞いたり、不気味な影を見たりと言った報告が続出。
崩落の犠牲者の遺体をそのまま壁のコンクリートの中に塗りこんでいるのではないか、という噂まで飛び出しました。

現在は新小別沢トンネル(2003年建設)が開通しており、こちらの旧トンネルを利用することはできません。
レポートは2002年当時(新トンネル施工直前)のものとなりますが、見ていきましょう。

外から見たトンネル。一見大きいように見えますが、普通乗用車が一台通るのが精一杯です。
通行中反対から車が来たりした場合は大惨事。引き返せない!
オマケに勾配も5度とかなりきつく(基準は3度)、心霊抜きでもかなり怖いです。
ランクルやバンなどの車は通れません。高さは2メートルもないのです。
人ですら、横にふたり歩くと狭いといった有様。
天井から垂れ下がっている裸電球が恐さを演出しておりますな。
トンネルの距離自体は非常に短く、徒歩でアッという間に通り抜けられます。
ただ、なにせ勾配の加減があぶないったらありゃしない。
「勾配5度」とただ書いただけではよく分かりませんが、体感する斜面はえらく急です。
反対側から見た出口です。
老朽化が激しく、交通や安全の面から見ても問題が多いため、改装工事が行われました。

2009年現在このトンネルは使用できなくなっており、中を見ることはできません。
近隣の住民が倉庫として使っているという話もあります。
今回は、札幌にかつて存在した遺構の資料的な意味で、2002年の画像を引っ張り出してみました。
ここで霊に遭うことはできませんでしたが、新トンネルはどうなんでしょう?