失踪スバルゴン!
   スバルパークで謎の首長竜スッシーを見た!? その二


解体業者がやったのか、それとも肝試しに訪れた人間がやったのか、内部はボロボロのバッキバキで穴だらけです。
ゴミや廃材が渾然一体となって、えもいわれぬ廃墟っぽさをかもし出しておりますな。
夜来たらさぞかし恐かったでしょう。今は昼前ですが。
壁もすっかり骨組みだけになってしまっております。
どうして、中途半端に解体して放り出してしまったんでしょう?
ちなみに、この動物園は園長をされていた方が私財を投じて動物を買い集め、ここまでの規模にしたそうです。
道楽というにはあまりにもスケールがでかいですね。
青い鳥保育園。近所の保育園でしょうか? なぜここに……。
奥にはペンギンの案内板が。アライグマの他にペンギンもいたということが明らかになりましたね。
どうでもいいですが、ペンギンを「人鳥」と書くということを隊長この案内板で初めて知りました。
皆さんも学校や職場で話して、思う存分ドヤ顔しましょう。
床に入場券の束が落ちていました。
大人1500円。まあ値段は別にいいんですが……。
実際にいない動物を前面にアピールするな。
猛烈に見づらいですが小中学生800円、幼児400円。
他に団体割引や老人、障害者割引等あったんじゃないかと予想されます。
まあまあの値段設定ですが、幼児はタダでいいんじゃないの?
トナカイの案内板がガレキに埋もれていました。
入口のロゴや入場券にも書かれていましたし、トナカイは実際にいた模様。
しかし、トナカイって相当でかいと思うんですが……。
どこにいたんだ?
手紙が壁に貼り出されていました。
どうやら、スバルパーク閉園に際して、この施設を利用していた付近の学校が出したものと思われます。
感謝の念が綿々と書き綴られております。
続き。
僻地にある小さな動物園です。資金繰りが難しくなって、閉園せざるを得なくなったのでしょう。
それでも最後まで投げ出さず、情熱をもって飼育を続けていたのであろうということがよくわかります。
1997年が、この動物園閉園の年だったようですね。
天井近くの壁には、スバルパークのマスコット「スバルゴン」が宇宙服を着ている絵が展示されておりました。
大望を感じさせる絵であります。スバルゴン、君は今いずこ?
ずいぶん昔の話なんですが、以前函館・松前制覇の旅を敢行した際も、WARLOCKを除く私たち三名はここ大沼を訪れました。
東大沼に流山温泉というJR経営の温泉があるのですが、そこでは当時「大地鳥」という名称でダチョウをたくさん飼育していたのです。
なんでもダチョウの肉はヘルシーで美味いので、これを事業化し普及させて一儲けということらしく。
流山温泉内のレストランではダチョウ肉を供しており、我々はそれを食ってはうめぇのうまくねぇの量が少ねぇの高ぇのと色々申しておりました。
私は(料理はともかく)ダチョウとかエミューといったでかいトリが好きなもので、今回大沼に行くということでもう一度流山温泉に行き、ダチョウと戯れようと童心に帰って胸を膨らませておりました。
静岡の「掛川花鳥園」でエミューに地獄突きを喰らってメガネが吹っ飛んだのもいい思い出であります。
しかし、今回流山にいっても、ダチョウがいない。
ダチョウ牧場であった場所はただの野っ原と化しており、何もありません。

私「場所間違った?」
はれ「いや、ここで間違いないだろ。訊いてきてやるよ」

かつてダチョウ肉を食べた流山温泉内のレストランに入っていくはれ。
大したヤツだ……。
はれ「もうやめたとさ」
私「なん……だと……!?」

以下はJR北海道の事業報告書(たぶん)からの抜粋。
「大地鳥(ダチョウ)事業は、平成11年10月に着手しましたが、当初の目論見はダチョウの繁殖・飼育から、食肉処理(と畜)、販売まで、一貫した事業構築を目指していました。
 
(中略)
 
しかし、事業開始から、およそ5年が経過した現在においても、事業を黒字化できる状況にいたっておらず、繁殖を再開できる目処も立たないことから、今年度末をもって、事業の取り組みを終了することといたしましたので、お知らせいたします。」
どうやら、北の大地に南のトリであるところのダチョウは根付かなかった模様。
無念だ……。
というわけで、特にここの建物について話すことも思い浮かばなかったので昔話をしてみました。
関係ない話はチラシの裏に書けって? やかましい、俺がルールだ!