飛ぶのは蛍か? 人魂か? 西岡水源地のウワサ

西岡水源地(札幌市)

豊平区にある西岡水源地は、明治四十二年(1909)に造られた古い貯水池です。
今でこそ豊平峡ダム、定山渓ダムなどに役目を取って代わられましたが、かつては札幌市の水瓶として重要な役割を果たしていました。
現在は西岡公園という公園の一部となり、晴れの日には池の向こうに恵庭岳を望むことができ、キャンプ場が設けられ、夏の夜には蛍が舞い飛ぶ札幌市民憩いの場となっております。
しかし、西岡水源地の特徴はそれだけに留まりません。
この場所は何を隠そう、札幌市屈指の心霊スポットという側面も持っているのです。
竹書房さんとの合同調査の際のレポートはこちら。

西岡公園までやって来ました。札幌市内ということに限定すれば、平和の滝に並ぶ超メジャースポットと言えるのではないでしょうか。
北側には水源地を巡る遊歩道があり、南側には湿原をぐるりと抜ける道が続いています。とにかく広い!
「ちょっと一周してみようか」なんて考えるとヒドイ目に遭います。
駐車場からちょっと遊歩道を歩いて、水源地までやって来ました。
前方に見えるのが恵庭岳です。……見えねぇよ!
昼間ならキレイな山影が見えるんですけどね。しかし今回は一応心霊スポット扱いで来たので、それはまたの機会に。
池の岸辺近くに建っている取水塔。
明治時代のもので、国の登録有形文化財に指定されております。
この西岡水源地では過去に殺人事件があり、また休憩小屋(四阿?)でも首吊りがあったとか。
キャンプ場には人魂が現れ、池を周る遊歩道では何者かに追いかけられ、呻き声や泣き声、ラップ音などもするらしいです。
実際私の周りにも「夜の西岡水源地だけは行きたくない」という人がいましたが、実際のところウワサは真実なのでしょうか?
池の北側は小高い丘になっています。
この階段をのぼった先に遊歩道があります。ちょっと行ってみましょうか。
貧弱な橋がかかっており、下を流れる小川を望むことができます。
遊歩道に面した森の奥に廃洋館があるというウワサがあり、私と参謀は残雪の散らばる春先にフェンスを乗り越えて探索に行ったことがありますが、そこで方角を見失い、二時間ばかりさまよいました。
札幌市内で遭難とか……。
階段の先には祠がありました。
お不動さんが祀られています。この水源地を見守ってくれている?
ちなみにこの日は蛍とかまったく見えず。テレビでも蛍出るってちょうど放送してたのにな……。
無念。
人魂の出るキャンプ場や人に追いかけられる遊歩道などは今回見送り。
時間が押してるもんで! いやいやコワイからじゃないですよ。ホントですよ。
……ああ、トイレ撮り忘れた。

ハコモノ(廃墟)と違って、屋外系は見せ場が少なくてレポート的には面白くないかもしれませんが。
でも、やっぱり夜中に遊歩道を歩くのは非常に恐いですし、ウワサが本当であるとするなら実に様々なバリエーションの霊現象が楽しめる場所です。
札幌市内で気軽に恐さが楽しめるという点では、やはり貴重なスポットですね。
いつか、遊歩道もグルリと回ってみようかと思います。

……と思ったら。

西岡公園の近くでヒグマが目撃されたため、園内の一部区域(テラス・不動明王から奥)が立ち入り禁止となりました。
隣接する白旗山でヒグマの足跡、フンなどが多数確認されていることから、しばらくの間、西岡公園は夜間閉鎖します。また、園内のキャンプ場も現在閉鎖しています。
猟友会による巡視巡回を行います。閉鎖解除日は未定ですが、安全を確認次第開放いたしますので、ご理解とご協力をお願いします。
(西岡公園HPより抜粋)

おいィ!?
こっちの方が数倍恐いよ! みんな夜の西岡水源地には行くな! 隊長との約束だ!