天使の遊ぶ廃墟 恵山モンテローザ黄金仏の秘密!

恵山モンテローザ(函館市)

恵山モンテローザはグリュック王国天華園などと同じくバブル黄金期に作られた、函館随一と言っていい巨大リゾートホテルです。
函館湾を望むホテル前に豪華プールを備え、露天風呂も完備。近隣にはログハウス風の別荘施設を作るなど、全道規模でも他に類を見ない豪華設備のホテルであったようです。
1988年に計画が開始されたモンテローザですが、10年後の1998年にはあえなく閉鎖。
天華園ほどではありませんが短い営業期間を経て、今ではその活気があった時代より長い年月を廃墟として過ごしております。

「ワンダーJAPAN」などでも取り上げられ、廃墟好きには有名な場所ですが、遅ればせながら我々切り込み隊も行ってきました。

函館の端っこ、恵山までやってきました。
札幌、苫小牧、白老、登別、室蘭、八雲、函館というルートで進んで行った、2010年夏季函館ツアーの最終地点であります。
かつては白く巨大な凱旋門があったそうですが、そんなモノは影も形もありません。
割れたアスファルトを頼りに、あてずっぽうで探します。
高く生い茂った雑草をのけると、そこに開けた空間が。
このプール、事前に調べた情報と寸分狂いありません。
恵山モンテローザは現存した!
広大なプール。
当然ですが水は抜かれており、今は雨水がほんの少し底を濡らしている程度です。
なんか、金色の像っぽいものが真ん中に据えられています。
このホテルのシンボル的なものだったに違いない金色の像が、いまだ風雨に晒されながらも残っていました。
胸もあらわな女神(?)の周りで、天使がくつろいでいます。
台座の周りに照明があるあたり、綺麗にライトアップされていたんでしょうね。
プールで泳ぎながら、恵山の雄大な大自然を眺める。
これぞまさに、我々凡俗とは違う一部の特権階級のみが許された遊びというものでしょう!
一部の人間しか使わなかったモンで潰れました。合掌。
龍の首がモゲて転がっていました。
骨組みが真っ赤に錆びているので、まずこの骨が折れたお陰で首も折れた、という感じなのではと思われます。
そんな恨めしげな目で見るなよ……。
龍の本体とおぼしき台座です。首がない。
しかし、悪趣味なオブジェの多いプールです。
統一性もなくゴチャゴチャと格調高げな像を配置するという行為は、典型的な成金趣味と言えるでしょう。
宝珠と右手がプールの中に落っこちていました。
探そうぜ! ドラゴンボール!
うっひょー、オラわくわくしてき(略)
プールの脇にはベンチが置かれていました。
泳ぎ疲れた人が座っていたのでしょう。プール周辺の地面にはマットが敷かれていたようですが、ほとんどめくれ上がっています。
コケも生えていて非常に汚い。
なんだこれ? 巨大な鍋が放置されています。
取っ手の上には、クレーンか何かで吊り上げる穴が開いています。
ここで芋煮会でもやったのかしら?
プールの周辺には天使が。
こちらの天使、片方の翼が取れてしまっております。
これが片翼の天使か……。セフィロスさん……。
まだいた。
こちらの天使は角笛を掲げ、イルカに乗っております。
ポセイドン系列の天使でしょうか。トリト―――ン!
トリトンというと回転寿司屋しか思いつきませんが。
さて、ではホテルの中へと浸入を……と、思いきや。
WARLOCKが妙なものを発見しました。

WARLOCK「……これ、フンだよね……?」
私「フンだねぇ……」
はれ「鹿だよ、鹿」
私「鹿 が こ ん な 豪 快 な う ん こ を す る か」

どう見ても熊です。本当にありがとうございました。
熊フンを見てにわかに緊張の走る切り込み隊ですが、折角来たのに臆して逃げることだけはできません。
意を決し、結局中へと入ることにしました。
良い子は真似しちゃいけないぞ!